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色付きiPod nano そしてiTVの革命
色付きiPod nano そしてiTVの革命_b0020765_21184478.jpg出ましたね、色付きのiPod nano。1世代挟んでやっと、iPod miniの後継機が登場ですね。nanoが出てからも、その色のかわいさと質感で異常な人気と高騰が続いていたmini市場ですが、これで少しは落ち着くでしょう。こういった小物はリーマンのネクタイや電通の名刺のように、色のチョイスで個性を演出しなくちゃいけませんからセンスが問われます。

これに乗っかってVodafoneがスーパーボーナス+ iPod nanoセールを開催中。iPodと抱き合わせて機種のローン買い&長期縛りサービス推進企画です。小学生の頃ガンダムのプラモが品薄だった時、ロボダッチと抱き合わせで売っていたシケたおもちゃ屋さんを思い出します。赤い袋のモデムがiPodに変わっただけなような気が...気のせいですよね。

iPodにゲームがついたり、shuffleが極小になったりと話題に事欠きませんが、一番はiTVと映画配信です。世の中BluerayだコピーガードだGyaoだと騒いでますが、CDの時同様Appleがあっさりそこを飛び越えていきそうな気がします。CDの場合、日本にはレンタルという文化があるため、アルバムをリッピングする方が安価という事情もありました。DVDリップにiTunesが対応するとは思えないので、音楽アルバム+αの新作14.99ドル、旧作9.99ドルの価格は、DVDソフトの相場からすれば充分に購入検討に値する価格でしょう。それを無線でテレビに飛ばしてリビングで見られることで、実質流通のためのメディア(プラスチックの円盤)を排する事ができるのが革命的。音楽の方も「でもCDには表紙がないとね」という人対策に、なにげにアートワーク無料配布も始まっています。抜け目のない。

Macだけならすぐにでも可能でしょうが、あらゆる環境のPCとどう絡むのか、AirMac Expressの拡張版のようになるであろうiTVが、どこまでシームレスにPC&Macと連携できるかが普及のカギ。既存メディアのエゴを引きずらざるを得なかった、いまや死体累々のネットワークメディアプレーヤーと同じ轍を踏む事は無いと思うのですが。

追記:渡辺さんの記事が「Googleから見ると、アップルはコンテンツのバイヤーと捉えられる。」と締められていました。なるほどぉ。リアルデバイスとコンテンツ流通を握っているAppleと最大の頭脳を持つGoogleは、ともにクールである事が共通項。技術を自社内で完結させる所も、マッシュアップやバイラルで民衆を上手く使って胴元が儲かる手法も、確かに似ている。具体的にコンシューマーから金を取るにあたって、一番組みやすい相手なんですね。で、 Googleは何を売ろうとしているんでしょう?人知、それともその人個人(i)でしょうか。そしてし好や関係性がサーバー:クライアント化して行くのなら、それはとてもインターネット的じゃないですね。
by nekotekikaku | 2006-09-13 22:01 | @日常屋
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