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デジクリ三井さんのセミナーに行ってきました。
ただ今帰ってきました。
デジタルクリエーターズ主宰のセミナー「三井英樹のWebサイト構築指南塾」に参加してきました。思ったよりも小さな所帯のセミナーでしたが、内容は普通じゃあり得ないくらい非常に充実したものでした。今回来れなかったWebシステムの人間も次の時にはぜひ連れてきたい、というよりも佐賀で講義をしていただいて、Webに携わる者全員に聞いて欲しいものです。かなり本気で言っています。

文章から想像していたイメージと違い、三井さんは熱いとは言え体育会計の暑苦しさは皆無で、火の粉を巻き上げ赤く燃え上がる訳でなく、青い炎で完全燃焼する静かな闘志が滲みだしている、どちらかと言えば職人気質な感じでしょうか。私のアホな質問にも怒らず、非常に紳士的に対応してくださいました。お話を伺うに非常に苦労されている様で、そこで身銭を切って掴んだ事を惜しげもなく指南していただけた事で、即実践に役立つ内容になっていたと思います。デザインの基礎の考え方からサイト構築の実際、UI(ユーザーインターフェース)実装の利点、上司の口説き方、そしてRidualまで。たぶん普通の専門学校だと半年掛けてやる様な内容を、たった4時間で行なってしまった手腕は驚かされます。「使いやすさ」を因子分解してツールとしてくみ上げていく作業には、人間そのものの理解が必要との言葉はいたく感じ入りました。私も最近「生活」がキーワードで子どもが出来て実感したのですが、本人が普通に生活できないのに生活に取り入れるためのデザインが出来る訳がない。その点デザイナーの時間ないし生活まで含めたデザイン論は非常に納得できるものでした。そのためのプロジェクトマネジメント重要性を改めて見直した次第です。Ridualもその手助けをしてくれる重要なツールになる可能性を秘めていると思いました。「気にしないで使っているのがいいデザイン」もいいですね。セミナー全般名言に満ちていました。

詳しい講義内容については社内報告用にまとめるつもりですが、逆に内容が深すぎて社内の人間が理解不能なのではと思った私は、隣でやっていた「ブログ活用セミナー」なる物にも顔を出してみたのですが、「うわっ」って思うくらいの情報格差。ある程度言い尽くされた感がある初期段階のブログについて延々1時間。質問にも微妙な答えしか返ってきませんでした。こんなことならデジクリ筆者の方々とお食事一緒するんだった、と後悔しきりです。家でやってるNucleus3.2の話は個人的には面白かったんですけどね。

交流会では、セミナーにこられていた永吉さん、石原さん、やましたさん、浜村さん、そして三井さんらと楽しくお話しさせていただきました。皆さん実在していて(当然か)メルマガの文体からは分からないコクを醸し出していました。永吉さんは飄々としていてながら眼光鋭く、アーティスト独特の「殺気」を感じました。かっこいいです。石原さんはもっと明るくトークも滑らかな「出来る社長」もとい「王子様」な感じ。ピシッと決まったスーツはやはりネットショップのものだったんでしょうか。やましたさんの作っているものを参考に、うちも出版物を制作した事実が判明。名刺の裏のマンガは笑いました。浜村さんは相当な美女。道理でこの個性派集団を一手に仕切れる訳ですね。私の技術的な師匠とも言える「おしえてシリーズ」の作者の森さん、植木さんも来てらして、飾る風でないので普通の参加者だとばかり...失礼致しました。本当にうちに貴兄の本が何冊もあります。最新版はソフトをUpgradeしてから...。Mebicの堂野さんのビジョンは大変興味があります。話に乗っかって佐賀支部作ってもいいですか?武田さん、北岡さん、イラスト発注するかもしれません。その他名刺交換させてもらった方はほぼWeb系の方ばかり。ってことはトーシロさんは私だけ?大変な会に参加したものです。次にセミナーがある時はぜひぜひ佐賀からまた飛んでいきます。今度は自費で。

私個人としてはセミナーを聴いて刺激になりましたが、会社的には課題が山積です。この意識レベルをいかにしてプロジェクト関係者に共有できるか、そもそもの意識と知識レベルが担当ごとに違い過ぎますし、担当局間の縦割り壁をまず取り払わなくてはなりません。また、UIも含めデザインがいかにシステム構築のイニシアチブを取れるかなど。しかし、待ったなしのこの状態、次の一手をいかに打つかでうちの会社の将来が決まるはず。いかにいいものに仕上げるか、三井さんの教えを受けてしっかり内側でもがいてみます。みなさんありがとうございました、またメルマガでよろしくお願いします。
by nekotekikaku | 2005-03-26 01:43 | @デザイン屋
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