世の中的にはアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の全面広告掲載で、読売新聞が売り切れた事の方が話題かもしれませんが、今回の震災では新聞広告が地味にいい仕事をしています。
●岩手日報の「いわてのテとテ 」
http://iwatenote.iwatte.jp/
被災地応援サイト「いわてのテとテ」では、パソコンや携帯電話などから100文字以内の応援メッセージや画像を投稿でき、4月11日から岩手日報
本紙でも掲載が始まりました。
テレビCMも制作し、7日から放送を開始。動画投稿サイト「ユーチューブ」の専門チャンネル
「iwatenote」でも流しています。
●ヤマト運輸「宅急便ひとつに、希望をひとついれて。」
http://www.yamato-hd.co.jp/information/info/contribution_1104.html
4/11の震災1カ月の日に各地の新聞に掲載されたもので、企業としての支援策をシンプルに表現しています。
●博報堂「みんなの応援メッセージ新聞広告プロジェクト」
http://www.hakuhodo.co.jp/project/
ツイッターやブログなどで発信された方々の掲載許可を得られた「励ましの言葉」を、被災地で発行する新聞広告に掲載するプロジェクト。4/21に
河北新報、4/22に
岩手日報に掲載されました。
どれも文字主体のシンプルなものですが、まじめに正確に落ち着いて伝えたいという気持ちが伝わって来ます。今回の震災で新聞自体が災害に強いメディアとして見直されたのと同様に、こういう襟を正して真摯に語る場を提供するという、新聞広告の役割を見直すいいきっかけになるのではと思っています。