カールじいさんの空飛ぶ家
何かと話題の「カールじいさんの空飛ぶ家」の3D版を、クリスマスプレゼントとして子どもと見てきました。
結論。子どもも大人も大満足です。ハズレなし!

笑わせどころ、泣かせどころを心得た作りは、さすがピクサー。
お客さんを含めて映画館全体が、こんなに感情豊かに揺れていたのを初めて見ました。日本人って映画で笑わないもんですが、案外少なかった子ども連れでも安心して大笑いさせられました。後半は3Dを見せつける「コナン」「ラピュタ」ばりの冒険活劇には、子どもともども思わずのけぞっていました。ちょっと前寄りに座って、目の前を画面いっぱいにした方が楽しめますよ。

一方大人は、はなから泣かされっぱなし。
おまけで流れたショートフィルムで不覚にもホロリ。そして最初の10分の追想でドバーッ。しんみり後を引かせる演出はさすが。「年寄りも頑張ってるよ。で、若いもんはどうすんだい?」とじいさんの問いにハッとさせられます。涙で曇る&案外汚れてる3Dメガネを拭くためにも、ハンカチは必須です。

ネットのレビューが厳しいのは、宣伝のあざといのと、映画ファンという人たちの見方が先鋭化し過ぎているから、そして野村監督嫌いな人が居るからでは。うちは映画は1年に1度だけなので、たぶんDVDが出たらまた見ちゃうでしょうね。こういう3Dを意識した佳作が増えれば、先ほど固まったBlu-ray 3D規格も普及していくでしょうし、それは残念ながらディズニーなしでは進まないと思います。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-12-20 11:07 | @日常屋
北日本新聞がウェブ新聞。HPは廃止
富山の地方紙、北日本新聞ウェブ新聞創刊のお知らせで、2010年1月1日ウェブ新聞を創刊する事を発表しました。

主な要件は
・当面無料。後に会員制。会員は読者と有料会員。
・新聞未掲載コンテンツなど、情報量増
・現行ホームページは廃止。

東奥日報や産経新聞など、電子新聞を出しているところは多々ありますし、読者&県内限定のHP閲覧制限を掛けていた愛媛新聞の例もありますが、現行ホームページを廃止して移行するところは非常に珍しい。これからの新聞はウェブ新聞を見るためのチケットになるのか、意味のある紙とネットの連動が図れるのか、動向を注目していきたいと思います。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-12-15 11:08 | @新聞屋
佐賀で初の裁判員裁判
佐賀で初の裁判員裁判が、14-17日佐賀地裁で開かれます。
佐賀新聞でもこの裁判には特別態勢で臨んでいます。特設サイトには、裁判のドキュメント速報が逐一上がっています。

■裁判員裁判特集:佐賀新聞の情報コミュニティサイトひびの

今回の公判の対象事件となる基山町長男殺害事件は、素人目にもかなり判断が難しそうな事件です。市民の代表がどのような判断を下されるのか、注目したいと思います。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-12-14 12:29 | @新聞屋
Ustream Live Broadcaster
b0020765_19301070.jpg秋からiPhone遣いですが、昨日出たUstream Live Broadcasterというアプリに衝撃を受けました。

これを使えば誰でもiPhoneだけで動画実況できるという物。
ノートPCにカメラとモデム繋いで...をしなくていいんです。

じゃ、今後テレビや新聞は何を流すべきなんでしょうね?

(と144文字でつぶやいてみました)
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-12-11 19:32 | @デザイン屋
まいまいがなかまにくわわった!
毎日新聞と共同通信、共同通信加盟社が包括提携をすることが発表されました。来年4/1に正式に共同通信加盟社として参加することになります。

【共同】毎日新聞と来年4月、包括提携 共同通信、加盟56社
【共同】包括提携の要旨

【毎日】毎日新聞社と共同通信社、共同通信社加盟社による包括提携について

正直いうと、毎日さんと地方紙は傘下以外は仲良くありません。しかし、その目的が発表通りの「新聞力」の向上であるのなら、手を取り合って前に進むのはやぶさかではないのではないかと。プラットフォームが整理され、汎用性が生まれ、それで結果的にお客様が喜ぶサービスが提供出来るのであれば、業界内のあーだこーだは、本当はどーでもいい話なのです。

記事の質を下げても、判型を替えても、ネットでタダで流しても、題字を替えても、購読者は離れます。今まで通りのモノを、今まで通りのヒトに、変わらず届けるのが、新聞社の当面一番確実な経営施策です。しかし今からブランケット判の輪転機を、自前15年ローン組んで買うのはあまりに経営的リスクが高過ぎます。その代わり、業界上げて輪転機も販売網も伝送システムも電子新聞も全部共有化して、題字のブランドは維持したまま徹底的にコストダウンを図り、その分浮いた人的リソースをよりコストのかかる調査分析記事のために突っ込めばいい。業界総体としては縮小するかもしれませんが、新規参入を阻み、現有資産を貸借しながら、他と差別化出来る商品力を蓄積できるのは、既得権益者の特権です。胸を張っていいと思いますよ?

明日の朝日新聞ではこの事の意味を読み解く記事が載るそうですが、よくある上から目線の他社&マスコミ&ネット批判ではなく、社会全体をどう前向きに転がすかの提言記事になればいいですね。期待しています。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-11-26 21:29 | @新聞屋
「競うのは速さじゃない」 
「競うのは速さじゃない」 新聞広告キャッチコピーに挑戦:佐賀新聞の情報コミュニティサイトひびの

この記事は日本NIE学会などの研究の一環で実施した授業で、車の広告にキャッチコピーを付けたと言うものなのですが、一瞬新聞広告自体に付けたコピーかと空耳ならぬ空目しました。

1分1秒を争う速報という意味では、新聞はネットやテレビには勝てません。そうであれば、新聞でなければ伝えられない価値とはなんなのでしょう。それは半日早いスクープでもなければ、ぶら下がり記者会見でもなければ、バイト動員して大挙押し寄せる酒井法子被告の傍聴でもないはずです。

焦らず騒がず、節度と信頼の情報源であることで、ユーザーとクライアントのコミュニケーションの深化に関わり続けられるメディアとして生き延びていければと思います。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-11-09 11:22 | @新聞屋
「選挙」がおもしろい
b0020765_2045217.jpg週末の佐賀市長・市議会議員選挙で、市内は街宣カーだらけです。出勤時には隊列を組んでノロノロ運転をする候補の車がずらり。これがヤンキーなら補導されるレベルの騒音&通行妨害ですが、なぜ取り締まられないのでしょう。

そのなぜに答えてくれた、その名も「選挙」という映画がありました。
川崎市議会議員補選に出馬した落下傘候補を、いかに組織総動員で当選させたかに密着したドキュメントですが、その密着度とバカバカしさがハンバないのです。

プロのスタッフに怒鳴りつけられ言われるまま頭を下げ続ける候補、誰も足を止めない駅前の辻立ち、老人しか居ない講演会、仕事辞めて子を作れと言われ続ける妻の愚痴...。普通の人が担ぎ出され選挙という渦の中で翻弄される悲哀、そして日本の選挙の滑稽さが、演出の少ない映像から滲み出て来ます。誰が立っても組織の下駄を履いて当選出来るのですね。その候補も1年後の市議選では公認を得られず、不出馬となったそうです。

誰得?

それから4年、そんな与党が大敗、政権交代し、投票すれば良くも悪くも時代が変わることを、私たちは実感しました。間接民主主義では社会に意思を伝える一番の手段は、残念ですがやはり「選挙」です。私は小城市民ですので選挙権はありませんが、一人でも多くの冷静な意見が反映される事を期待しています。

参考
佐賀市長・市議選特集(佐賀新聞 ひびのニュース)
映画「選挙」オフィシャルサイト
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-10-15 20:13 | @日常屋
記者クラブ開放のまとめ
すでにマスメディア以外の様々な所で語られている、民主党による記者クラブ開放のお話。私がその諸説以上の知見は持ち合わせていませんので、まとめるだけにしときます。

そもそもの発端は、以前から記者クラブ解放に意欲を見せていたジャーナリスト上杉隆氏が、3/24小沢代表から言質を取ったところから始まります。

【小沢氏続投会見】(4)完「イチローのように頑張る」(24日夜):MSN産経
「政権交代が実現したら記者クラブを開放して首相官邸に入るのか」との問いに、「どなたでも会見にはおいでくださいということを申し上げております。この考えは変わりません」と応じています。
さらに5/17の鳩山新代表就任会見で、上杉氏は念押しし鳩山氏にも明言させており、マニュフェスと説明会でも神保哲生氏が確認しています。
マスコミが伝えなかった記者クラブ問題=民主党鳩山代表の就任会見
この時点で記者クラブ開放は、すでに半ば「公約」として、ネットメディアでは認知されていました。
しかし、それらの部分を報道するマスメディアはほぼ無かったと記憶しています。
そして8/30に民主党が圧倒的な勝利を収め、政権を取った訳です。

しかし、9/16の鳩山首相就任記者会見では、当の上杉氏や神保氏は官邸に入れず、内閣記者会と数名の雑誌記者のみの会見となりました。この事の報じ方は好対照で、マスメディア側として共同通信は「会見の雑誌への開放」ととらえ、新聞労連が声明を出した事務次官会見の廃止を批判。一方ネットメディアは、記者クラブ開放しない事に「公約違反だ」として各人が抗議のエントリを上げ始め、ネットメディア界隈では不満が増殖して行きました。
新聞が書かない民主党の「公約破り」:週刊朝日「ダメだめ編集長日記」
非記者クラブメディアを排除した鳩山首相初会見への落胆:ダイヤモンドオンライン「週刊・上杉隆」
なぜ記者会見がオープンでなければならないのか:神保哲生オフィシャルブログ
新たなメディア規制である省庁会見の廃止に抗議する:日本新聞労働組合連合

ネットの中でも、ミニブログTwitter上では、以前より活動している民主党議員の逢坂誠二氏藤末健三氏がおり、ユーザーはReTweet(コメント引用)や@(返事機能)で批判のコメントを届けました。その中で逢坂氏が「
もう既に「公約破り」とか非難の声があるが、ちょっと気が早すぎるかも。政権スタート後、まだ2日目です。」と発言した事で、「まだとはなんだ!」と炎上(コメントが殺到すること)しました。
逢坂議員の「Twitter 炎上」の件:POLAR BEAR BLOG

しかしその後逢坂氏は「記者クラブの件、マニフェストじゃないにせよ、選挙前に鳩山現総理が発言しているのですから、しっかりと実行すべきです。」と発言を軌道修正、藤末氏も「なんとかしないと民主党の信頼にかかわります。」と共闘を組む事をコメントで報告しました。

そしてそれを受けてか、9/18ついに岡田外務相は記者会見を全メディアに開放すると発表しました。このままこの流れが進むのであれば、この日は記者クラブが開放された記念日になるでしょう。
記者会見を原則開放 岡田外相、全メディアに:47news

首相就任会見の開放方法の指示は、民主党からなのか、記者クラブ側からなのかは分かりませんが、政権内でもいろいろと思惑が錯綜しているようですが、そもそもそういうのを調査報道をするのがジャーナリストの仕事ではないでしょうか。ぜひ今後じっくり時間をかけて解明してほしいと思います。
記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係:神保哲生オフィシャルブログ

今回の一連の騒動から学べた事は
○一次情報は公有されており、もう一括で誰かが握る事は出来ない
○個人は既にメディア化しており、何でも発信できる半面、批判を受け入れる対話力が必要
○政権というルールが変われば、取材手法というツールも変わらざるを得ない
ということ。
物事には功罪がありますが、「口約」として記者クラブ廃止をうたった政権が国民の信任を受けた訳ですから、 その事は関係者一同重く受け止めるべきではないかと思います。

じゃ、最後は
「ジャーナリズムは組織ではなく意識に宿る」: 猫手企画
くらいなまとめでOK?
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-09-19 12:52 | @新聞屋
ひびの会員1万人に
b0020765_13444395.jpg今日、佐賀新聞の情報コミュニティサイト「ひびの」の会員が10000人になりました。2006年10月のプレオープンから約3年での1万人。露出の数(マスメディア)ではなく、地域の繋がり(コミュニケーション)の場作りとしては、「1万人」という数字自体にあまり意味は無いのかもしれませんが、ともあれ仲間が増える事は喜ばしい事です。これも見守ってくださったり、参加してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。

参加者の数が増えればコミュニティの形は変わっていくかもしれませんが、変わらず「日々の」「衣食住」から離れない地域生活に根差したメディアであってほしいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-09-12 18:45 | @新聞屋
さぁ、作ろうか
多分私は元来ものつくり人なので、感覚、感情優先で理論的な脳みそをしてないんだと、この5年ブログをやってて気付きました。
分析やら評論やらする前に、まずブツを作っちゃう、それをネタにいろんな人に話を聞いて揉んで行く、って方がどうも性に合ってるようです。
そもそもこのブログだって勢いで始めたようなもんですしね。

また、いままでするすると言ってしていなかった「するする詐欺」もやめます。
各方面の信用も納期も失ってしまいましたが、これまでに溜まったみなさんの期待とあきらめの数々は、徐々に遡って実行していきます。
ごめんなさい。

ブログやらつぶやきやらで、非論理的文句ばっかり言ってても、何も変わりません。
歩きながら手で考え、手で作る、そんな1年にしたいと思う、猫手企画@新聞屋の6年目でした。
今後ともみなさんのご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
[PR]
# by nekotekikaku | 2009-09-03 10:33 | @新聞屋