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記者クラブ開放のまとめ
すでにマスメディア以外の様々な所で語られている、民主党による記者クラブ開放のお話。私がその諸説以上の知見は持ち合わせていませんので、まとめるだけにしときます。

そもそもの発端は、以前から記者クラブ解放に意欲を見せていたジャーナリスト上杉隆氏が、3/24小沢代表から言質を取ったところから始まります。

【小沢氏続投会見】(4)完「イチローのように頑張る」(24日夜):MSN産経
「政権交代が実現したら記者クラブを開放して首相官邸に入るのか」との問いに、「どなたでも会見にはおいでくださいということを申し上げております。この考えは変わりません」と応じています。
さらに5/17の鳩山新代表就任会見で、上杉氏は念押しし鳩山氏にも明言させており、マニュフェスと説明会でも神保哲生氏が確認しています。
マスコミが伝えなかった記者クラブ問題=民主党鳩山代表の就任会見
この時点で記者クラブ開放は、すでに半ば「公約」として、ネットメディアでは認知されていました。
しかし、それらの部分を報道するマスメディアはほぼ無かったと記憶しています。
そして8/30に民主党が圧倒的な勝利を収め、政権を取った訳です。

しかし、9/16の鳩山首相就任記者会見では、当の上杉氏や神保氏は官邸に入れず、内閣記者会と数名の雑誌記者のみの会見となりました。この事の報じ方は好対照で、マスメディア側として共同通信は「会見の雑誌への開放」ととらえ、新聞労連が声明を出した事務次官会見の廃止を批判。一方ネットメディアは、記者クラブ開放しない事に「公約違反だ」として各人が抗議のエントリを上げ始め、ネットメディア界隈では不満が増殖して行きました。
新聞が書かない民主党の「公約破り」:週刊朝日「ダメだめ編集長日記」
非記者クラブメディアを排除した鳩山首相初会見への落胆:ダイヤモンドオンライン「週刊・上杉隆」
なぜ記者会見がオープンでなければならないのか:神保哲生オフィシャルブログ
新たなメディア規制である省庁会見の廃止に抗議する:日本新聞労働組合連合

ネットの中でも、ミニブログTwitter上では、以前より活動している民主党議員の逢坂誠二氏藤末健三氏がおり、ユーザーはReTweet(コメント引用)や@(返事機能)で批判のコメントを届けました。その中で逢坂氏が「
もう既に「公約破り」とか非難の声があるが、ちょっと気が早すぎるかも。政権スタート後、まだ2日目です。」と発言した事で、「まだとはなんだ!」と炎上(コメントが殺到すること)しました。
逢坂議員の「Twitter 炎上」の件:POLAR BEAR BLOG

しかしその後逢坂氏は「記者クラブの件、マニフェストじゃないにせよ、選挙前に鳩山現総理が発言しているのですから、しっかりと実行すべきです。」と発言を軌道修正、藤末氏も「なんとかしないと民主党の信頼にかかわります。」と共闘を組む事をコメントで報告しました。

そしてそれを受けてか、9/18ついに岡田外務相は記者会見を全メディアに開放すると発表しました。このままこの流れが進むのであれば、この日は記者クラブが開放された記念日になるでしょう。
記者会見を原則開放 岡田外相、全メディアに:47news

首相就任会見の開放方法の指示は、民主党からなのか、記者クラブ側からなのかは分かりませんが、政権内でもいろいろと思惑が錯綜しているようですが、そもそもそういうのを調査報道をするのがジャーナリストの仕事ではないでしょうか。ぜひ今後じっくり時間をかけて解明してほしいと思います。
記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係:神保哲生オフィシャルブログ

今回の一連の騒動から学べた事は
○一次情報は公有されており、もう一括で誰かが握る事は出来ない
○個人は既にメディア化しており、何でも発信できる半面、批判を受け入れる対話力が必要
○政権というルールが変われば、取材手法というツールも変わらざるを得ない
ということ。
物事には功罪がありますが、「口約」として記者クラブ廃止をうたった政権が国民の信任を受けた訳ですから、 その事は関係者一同重く受け止めるべきではないかと思います。

じゃ、最後は
「ジャーナリズムは組織ではなく意識に宿る」: 猫手企画
くらいなまとめでOK?
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by nekotekikaku | 2009-09-19 12:52 | @新聞屋
ひびの会員1万人に
b0020765_13444395.jpg今日、佐賀新聞の情報コミュニティサイト「ひびの」の会員が10000人になりました。2006年10月のプレオープンから約3年での1万人。露出の数(マスメディア)ではなく、地域の繋がり(コミュニケーション)の場作りとしては、「1万人」という数字自体にあまり意味は無いのかもしれませんが、ともあれ仲間が増える事は喜ばしい事です。これも見守ってくださったり、参加してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。

参加者の数が増えればコミュニティの形は変わっていくかもしれませんが、変わらず「日々の」「衣食住」から離れない地域生活に根差したメディアであってほしいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
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by nekotekikaku | 2009-09-12 18:45 | @新聞屋
さぁ、作ろうか
多分私は元来ものつくり人なので、感覚、感情優先で理論的な脳みそをしてないんだと、この5年ブログをやってて気付きました。
分析やら評論やらする前に、まずブツを作っちゃう、それをネタにいろんな人に話を聞いて揉んで行く、って方がどうも性に合ってるようです。
そもそもこのブログだって勢いで始めたようなもんですしね。

また、いままでするすると言ってしていなかった「するする詐欺」もやめます。
各方面の信用も納期も失ってしまいましたが、これまでに溜まったみなさんの期待とあきらめの数々は、徐々に遡って実行していきます。
ごめんなさい。

ブログやらつぶやきやらで、非論理的文句ばっかり言ってても、何も変わりません。
歩きながら手で考え、手で作る、そんな1年にしたいと思う、猫手企画@新聞屋の6年目でした。
今後ともみなさんのご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
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by nekotekikaku | 2009-09-03 10:33 | @新聞屋