量より質っすよ、やっぱ。
メディア・パブの ニューヨーク・タイムズ,けん引役のオンライン事業にも黄信号がやら、グーグル広告のクリック数が減少,曲がり角を迎えているのかを読んでいて、先日新研部の学習会で来佐いただいた元日経の森内豊四さんの「ブランド力を高め、単価を下げてまでスペースの売り込みを図るべきべきでない」との指摘が、何も新聞に限った事ではなく広告全体に通じる法則だと感じるわけです。

NYTはパーソナライズドニュースの先駆け「TimeSelects」を中止してでもアクセス増=広告出稿の拡大を目指したわけですが、前年同月比8.6%増と確かに思ったほどではないと言った印象。一方のGoogleは、comScoreの発表を受けて後退説がささやかれているものの、クリック率が下がっても広告売り上げ自体は伸びているのは広告単価が高くなっているからだそうです。

Googleのクリック率低下の要因は、広告システムを改良してユーザーが誤ったクリックをしないようにしたためだといいます。闇雲にPV数を稼ぐことに終始するのではなく、有用な情報をユーザーに届け、優良な顧客をクライアントへ紹介することは、ユーザー、クライアント双方の視点で評価できるものだと思います。これはメディアとしていわば当たり前の仕事のはずなんですが、自社の売り上げ減の対策に追われるあまり、ユーザー、クライアントに喜んでいただく努力を既存メディアは怠っているのではないでしょうか。

すでに広告は成熟期を迎え、総広告量は日米とも劇的に増える要因はありませんし、メディアもそうそう拡大できるわけではありません。パイは決まっているのです。日経もその点数々の工夫でクライアントのニーズを満たしてきた結果が、朝毎読を遥かにしのぐ部当たり広告費に跳ね返っているのです。制限の中で顧客満足度をいかに上げ、客単価を上げていくか...ってお商売の基本ですよね。
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by nekotekikaku | 2008-03-03 11:02 | @新聞屋
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