ライブアースの舞台裏
ちょっと昔のことになりましたが、先週末実家でする事もなかったので、NHKのライブアース のドキュメントを見ていました。

YMOが再結成するとか、「不都合な真実」のアル・ゴアが映像で登場とか、そんな見所満載な娯楽の中に一人、Michael Nymanの「マドンナが出演するとしても、見に来るお客さんはマドンナを見にくるのであって、彼女が取り組んでいる、エイズに関することや環境問題などに興味があって見に来るのではない。ライブを見に来るんだよ」という言葉を丁寧に拾えているのはさすが。彼の演奏の時に暴走族の爆音が響いた場面や、演奏を間違った部分を入れて無駄な照明の批判に当てたりと、日本人の温暖化へのエゴや公共性の稚拙さを鮮やかに描き出していました。このシーンを見た後ではRIP SLYMEが東寺で歌う意味や元気ロケッツのホログラム遊びなどが、あまりにはしゃぎ過ぎで、的外れなイベントだった事を際立たせます。これはあえて音楽番組の形をとった、NHKの痛烈なメッセージですね。

確かにエコを叫ぶのであれば、余計な照明のいらない昼間に行うべきです。インターネット中継を前提とするならば、多くの石油を使って大量の機材と参加者を会場まで輸送する必要はどこにもないはず。音楽の祭典なら音楽家が最善の演奏を行う事が大前提。体験を共有する事には大きな意味があるけれども、やっている事はエコのエゴを押し付けているだけなのでは。そんな事に加担している限りYMO Go Homeだぜ!教授、というのは言い過ぎか。

そしてNHKの一番の当てつけは、そんな番組の裏では日テレの24時間テレビがやっていたこと。あえてその日でなくていいはずなのに、新人の登竜門に成り下がった日本一のエゴ番組に当ててくるあたり、やるねーNHK。

追記:今日も骨太ドラマのハゲタカの後にサラリーマンNEO。しかもその後佐賀北戦の再放送。NHK面白すぎ。目が離せません、というか寝かしてくれ。
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by nekotekikaku | 2007-08-22 03:17 | @新聞屋
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