Re news.:佐賀新聞ホームページ リニューアル
b0020765_1584288.gif佐賀新聞ホームページを今日リニューアルしました。リニューアルのキャッチコピーは「Re news.」。早く、見やすく、分かりやすく、そして誰にでも。そんな新聞の原点に立ち返るための受け皿づくりの第1弾です。ロゴのドットが半分掛けている通り、まだ見ぬ良い形を希求する永遠のβ版という事で、これで完成ではありません。書体もバウハウス運動から生まれ、実験的な試行錯誤の上でスタンダードとなったFutura(フーツラ:ラテン語で未来)を使用しています。

1920年代に興ったデザインのバウハウス運動は、ちょうど今のメディア論争と似ていると思います。技術と理論でデザインを再構築していったバウハウスは、人を介さずアルゴリズムでニュースを吐き出すGoogleの様にも見えます。しかしバウハウスは同時に「人間がいかに素早く技術革新に適応しようとも、テクノロジーの社会的・経済的・心理的・政治的かかわり合いの全てと歩調を合わせる事が出来ない」というジレンマとの闘いでもありました。そこで最終的に誰に対して責任を取るべきかと言えば「顧客」であると、初代校長のグロピウスは語っています。Futuraも当初は理想かつ普遍的な書体づくりを目指し、コンパスと定規で引いた様な幾何学的なスケッチでしたが、視覚的に不自然さを消す様に微調整する事で顧客に受け入れられ、結果サンセリフ系のスタンダードとして長く愛されています。理想や普遍性を追う事は必要ですが、そこで実際に生活する人の目を入れる事により、一時のブームで終わらない情報のスタンダードを目指したいとの願いを込めています。

速報や文字の拡大縮小、音声読み上げへの配慮やリキッドレイアウトなど、ニーズに合わせてサイトは進化していくでしょうが、早く、見やすく、分かりやすく、そして誰にでも届くという新聞のコンセプトを、Webの技術で実現するだけの事です。紙でやっているスタンスと変わる事はありません。これからも佐賀新聞は100%郷土愛。佐賀に関する誰にでも一番近いメディアとして、そこに居続けたいと思っています。
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by nekotekikaku | 2006-07-01 16:46 | @新聞屋
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