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さらばF:ニコンフィルムカメラから撤退
さらばF:ニコンフィルムカメラから撤退_b0020765_16575592.jpg話が古くなっちゃいましたが、ニコン、フィルムカメラから事実上撤退・デジカメ事業に集中は、感慨深いものがあります。1959年のF1誕生から、常にニコンFシリーズは一眼レフのトップブランドでした。また報道記者が付けているProfessionalの帯は、カメラが壊れたら返却しなければならず、オークション(いけないのに...)では高値が付くなどステータスです。アナログフィルムはレコード同様、高級富裕層の楽しみとして残っていくでしょうが、記事とともに報道を支えた写真も、時代の波とともにデジタルになっていくんですね。

低価格なデジカメ一眼レフが流行るなど、デジタル化で写真撮影の敷居は下がりましたが、しかし一方で気づかされるのはプロの撮影技術。機械やフィルムが手に入らないせいにして誤摩化していた、プロとアマチュアの差が歴然としてきました。デジタルでもアナログでも、一眼レフを生かし切るにはライティングや構図、対象へのアプローチなどの今までと変わらぬテクニックが必要です。そこらへんデジタルになってもプロに必要とされる技術は変わらないでしょ!?という業界トップのニコンの自信がうかがえます。

それはもう片方の記事関しても同様では。ネットになったらどう変わる訳でなく、人脈、取材力、対象へのアプローチなどのスタンスは変わらないはずです。むしろデジタル時代だからこそ生きてくるプロの仕事があるはずです。フィルムとCCDの特性や扱いは違うように、メディアによって書き方見せ方は若干変わるかもしれませんが、ネットだから、紙だからと言わず役割を全うする事、それが新聞報道のやるべき事なんでしょうね。(写真はF1 Photomic)
by nekotekikaku | 2006-01-14 17:40
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