やっぱ見出しは重要でしょ:ライントピックス訴訟
ITmedia新聞見出し無断ネット利用に賠償命令
デジタルアライアンスが手がけるティッカー風ニュース配信ライントピックスが著作権法違反と読売が訴えていた事件。昨年春の判決では読売側の主張を退けたが、今回はデジタルアライアンス側に23万8000円を支払うよう命じた。だが、一審同様見出しは著作物とは判断されなかった。

読売の社説にもある通り、見出しはタダでは無いとの判断はくだされたわけ。標語やキャッチフレーズが基本的に著作物と判断されないのが一般的だから、見出しの著作物判断却下は判例からも妥当。

しかーし!今後タグ付けが情報価値を決めるとも言われる中、見出しこそがその価値を認められる時代が来るのではないか、と思うのですよ。RSSリーダーが普及して、情報がフラットに並べられるようになればなるほど「見出しの力」の力で読んじゃう事って増えると思うんだけどなぁ。心に引っかかるような小粋なトゲは、一言に情熱を注ぐ人が作るもの。決して機械が自動で作るもんじゃないと思うのです。そこに権利を主張するかどうかは別として、その情熱を無価値ではないと判断した知的財産高裁に拍手!

追記(10/10):dawnさん、ガ島さんからTBいただきました。実際の権利として見ると難しい問題だと思います。この件は業界内でも意見が割れるのではないでしょうか。新聞協会と大手紙、中小地方紙では立場も守るものも違ってきますので、一概に新聞は...で語る事は出来ません。載せた時点で情報は共有物になる、それがネットの基本概念ですが、著作物として認められてなければなにやってもいいってのもどうかと。引用というのであれば、せめて出所くらいは明かすべきかなと思うのですが。発信者の意思を尊重すると言う意味でクリエイティブコモンズなどのシステムには期待しています。

しかし権利とは別に純粋に見出しの力は今後ますます重要になるのではないか、とは思っています。見出しで魅せる、それが新聞屋です。新聞が必要ない記事まで読ませるうまさは、見出しとレイアウトの妙。「見る」から「読む」へ誘引するための手法は、文字で伝える限りデバイスが変わろうと不変だと思います。そこら辺が通信社と違うところな訳で。新聞社では今後整理記者がネット関連部署に行く事が増えるのではないかと踏んでいる、と書くと整理記者が浮き足立つんでしょうか(^^)
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by nekotekikaku | 2005-10-07 15:09 | @新聞屋
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