プルートウ:PLUTO
b0020765_18405218.jpg2日連チャンで飲み過ぎで終電を乗り損ね、サイバックにお泊まり。DVD三昧マンガ三昧はなかなか快適。たまったRSSリーダーの記事も読めて充実。しかし睡眠時間ナッシング。

そんな中一番睡眠時間を削ってくれたのは、浦沢直樹×手塚治虫の「プルートウ」。鉄腕アトムの「地上最大のロボット」をベースに浦沢直樹が連載している超人気ストーリー。続きが知りたくて原作を近所の貸本屋で借りて(50円!)読んだのですが、モンブランが死ぬまで原作がわずか5ページしか費やしていない事を考えると、全10冊程度になるのではないかと。ちなみに今出ている単行本が2冊です。改めて手塚治虫のマンガのスピード感と、内容の濃さを思い知らされます。原作は愛蔵版には収められているようです。

内容的にはロボットの心の有り様と、力の支配への疑問の考察なのですが、それはまんま私たち労働者の心とダブります。それを浦沢版はより緻密に、現実に即したミステリーとして読者の心に伝えようとしているようです。それの証拠に登場ロボットたちはアトムも含め、見た目はまんま人間。インドの高僧を日本人に作り替えた運慶作国宝 無著菩薩立像を思い起こさせる手法です。サーカスの話など、巧みに鉄腕アトムの他のエピソードを織り込んでいるのも通好み。ノース2号のエピソードもじっくり泣かせる人間物語になっているのは、まさに浦沢節の真骨頂でしょう。

原作では「力だけが正義ではない」とのお茶の水博士の訴えに、結果的にはアトムが力で闘いにケリをつけた矛盾など、この後の展開でどう折り合いを付けるのか非常に楽しみです。手塚治虫自身言い切れなかったのか、単行本化の際プルートウへの鎮魂の詩を残しているくらいですから。
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by nekotekikaku | 2005-08-15 11:30 | @日常屋
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