祭りの裏でヤバげな法案審議入り:共謀罪
新聞各紙郵政法案が5票差ショック!とかいって祭り状態ですが、その裏では人権擁護法(こちらもしぶとく生き残っていますが)よりヤバげな法案が審議入りしています。東京新聞:“治安立法”へ条約を曲解?では犯罪行為を話し合っただけでパクられる「共謀罪」の危うさについて触れています。

政府は国際犯罪条約批准のためにこの国内法が必要との口実ですが、昨今の戦前回帰路線を見るにつれ「現代版治安維持法」になる危険性は十分あり得ます。本来は越境犯罪への対応が目的であるはずなんですが、その枠を超えて「超」拡大解釈が出来てしまうのです。よくある風景で、飲み屋で「あの上司むかつくから、みんなでシメとこうぜー」と軽口叩いた時点で、ケータイ片手に別の客が外に出たら要注意。犯行前の謀議と見なされ下手すると公安がやってきて、即お縄ちょうだいですよ。だいたい組織の中で犯罪謀議をしたかどうかなんて、盗聴するか密告するかしないと分かんないでしょ。しかも密告すると自分だけ刑が軽くなるなんて、1億総スパイ天国バンザイですね。

朝日の記事によれば、サイバーテロ防止策としてパソコン1台の差し押さえ令状により、LANのような回線でアクセスできるすべてのパソコンのデータなどの内容を差し押さえられる制度や、令状なしにプロバイダーなど通信事業者に対してメールなどの通信履歴(ログ)の保全を要請できる制度を創設するそうです。うちにもISPがありますが、その範囲も不明瞭で迷惑な話です。最大限拡大解釈すれば、ネットに繋がっていさえすれば日本中津々浦々のパソコンを差し押さえ可能になるかもしれません。マジ怖いっすね。

そこまで言ってない?でも戦前の動きを見ると無いとも言い切れないでしょ?年号丸暗記だけでなく、歴史から私たちは何を学べるでしょうか。さあさ後の祭りにならない様に、センセイたちに頑張ってもらうのはこれからですよー。

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右近の日々是好日。:『現代社会と治安法』
ウルフとワイフのひとりごと:「共謀罪」 審議入り
arai blog:共謀罪の真意
たまごの距離:今しか書けない「共謀罪」バトン
若隠居の徒然日記:あとになっても書ける「共謀罪」バトン
pikiwiki:共謀罪
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by nekotekikaku | 2005-07-07 06:40 | @新聞屋
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