作るために作る:城原川ダム建設へ
b0020765_714739.jpgあんたアホか、古川知事。

城原川整備事業が調査から34年、ダム建設の是非をめぐり侃々諤々の論議が続いてきたが、ついに知事がダム建設を決断した。下流域の水源確保の意味合いが薄れ、利水者の佐賀東部水道事業団も「必要ありません」と言っているのに、目的を150年に1度あるかないかの大洪水を想定した治水へ変更し事業継続。流域自治体の意思統一も図られないままの決断に「誰が圧力掛けた?」感が否めない。流水型ダムで環境に配慮したとか、遊水池型だと100年掛かるがダムなら20年で出来るとか、コストが半分で済むとか言ったところで、必要ない事業に金を賭ける(掛ける、ではない)ことに変わりはない。危険地域には避難所を作る方が先決かつ安上がりなのでは。知事自ら議論を差し戻しておいて、結局一緒の結論に落とすなら、彼の就任一番の政治的スタンドプレーに過ぎなかったということだ。

先日の諫早湾干拓事業も同様、役人が一度決めたら時代が変わろうが作るために作り続けなければならないのか。それに対しての住民訴訟には国と同レベルの環境調査を要求する司法、なにか流れがおかしくないか。国と折衝する地元の長として、今回の決断が果たしてわが町わがふるさとの未来のため適切な判断だったのか、胸に手を当てて聞いてみてほしい。他に産業を育てる訳でもなさそうだし、佐賀は田舎であることに誇りを持って、自然とともに生きる幸せをアピールすべき県ではないのか。でなければ、私は田舎人ですって顔ではなわのPVに出てるんじゃない。自分の一番の財産である環境を、はした金で売り飛ばすような今回の判断は、到底納得できるものではない。無駄な公共投資を監視し阻止しなければ、若い世代が希望の持てる未来などやってくるはずもない。
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by nekotekikaku | 2005-06-07 07:14 | @新聞屋
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