9/4に記者クラブ問題を考える会
久しぶりのエントリなのに恐縮ですが宣伝です。

私が所属している佐賀新聞労働組合が主催する市民対話集会「開かれた報道と新聞—会見オープン化と記者クラブ」が、9月4日(土) 午後13:30~16:30 佐賀市の佐賀市民活動センター(アイスクエアビル)大会議室で開催されます。講師にビデオジャーナリストの神保哲生氏をお招きし、基調講演、報道現場からの報告、パネルディスカッションなどで、昨年の政権交代以降中央官庁で進んでいる記者会見オープン化の流れと、地元佐賀での現状を踏まえ、ネット時代の情報アクセスのあり方と記者クラブや新聞が果たす役割について考えます。私も事務方として、この会の運営に参加しています。

もともとの「市民対話集会」のなりたちは、佐賀新聞の中尾清一郎社長の部落差別発言問題(1997年)があってからです。今年で13年になりますが、労組ではこの事態の意味を風化させることなく、市民とともに人権のあり方を考える場として、毎年「市民対話集会」を設け、ジャーナリズムと市民の関係性にスポットを当ててきました。過去のプログラムはこんな感じです。

09年「再考 地方紙の役割」
講演「地方紙に求められる報道姿勢」高田 昌幸さん(北海道新聞社)
パネルディスカッション「プルサーマル報道を考える」
高田氏、市民グループ代表、愛媛・佐賀新聞記者、佐賀新聞労組委員長

08年「歴史、平和…。どう読むか、どう伝えるか」
報告1共同通信社会部記者澤  康臣氏
報告2沖縄タイムス編集委員謝花 直美氏
パネルディスカッション「この国の行方と新聞報道」

07年「言論VS暴力―長崎市長銃撃事件を考える」
講演「暴力に屈せず言論の自由を守ろう」
元長崎市長 本島 等氏
報告「伊藤市長銃撃の現場から」
長崎新聞社記者 堂下 康一氏

06年(九州地連との合同開催)
パネルディスカッション「国益と県益ー九州新幹線をめぐって」
パネリスト 長崎、熊本日日、南日本、佐賀各紙の担当記者
コーディネーター 畑山敏夫佐賀大教授
講演「今さら『ネットは新聞を殺すのか』ではないだろう」
湯川鶴章(時事通信社・編集委員)
パネルディスカッション「マスメディアとしてネットをどう生かすのか」
美浦克教新聞労連委員長はじめ4人

05年講演「グローバル化と改憲論」
沖縄国際大学教授 井端 正幸氏

04年講演「イラク戦争後の世界を憲法で読み解く—真の復興支援とは何か」
早稲田大学教授 水島 朝穂氏


何人かの方に「内輪っぽい」とか「マスメディアの人は市民じゃないのか」などとお叱りも受けていますが、新聞社員は基本的に新聞職人さんなので内気です。また企業ジャーナリストですので、個人が素面を晒して市民と対話というと怖がっちゃって、BlogやSNSやTwitterなんかもおっかなびっくり使っています。なんかイメージ通りでなくて申し訳ありません。だからこそ今回現場でバリバリ頑張られている神保哲生さんにお越しいただく事には、市民対話という意味で価値があると思っています。その雰囲気や熱を直に感じてもらう事で、新聞社員、参加のみなさん双方に良い影響があると私は信じています。是非多数のご参加をお待ちしております。

また神保さんが指導された鳥取の中海テレビは、本格的な市民ビデオジャーナリスト活動で注目されています。その件は今回は会の趣旨と少し違うようですが、機会があれば再び佐賀にお招きしてお話を伺いたいものです。
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by nekotekikaku | 2010-08-23 11:08 | @新聞屋
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